バス100MHzを超えた日 98/4

目指せ500MHz?!





背景

バス66MHzがボトルネックになって早幾年。みなが待ち焦がれてていた440BXがやっと発表となり、バス100MHzの時代が やってきた。従来からクロックアップなどでバス100MHzを達成している先人たちのシステムのパフォーマンスは目を見張る ばかり。しかし、それはシステム全体のバスを上げた結果であって、440BXはあくまでもCPU-メインメモリ間(FSB)のみとなっている。

よってI/O等のスピードは従来のまま=FSB高速化による性能向上はわずか数%にとどまる。雑誌等の検証結果もそれを裏付けている。

ここは一発実際に検証しなければ(笑)


選定

雑誌の記事を参考に、FSBが細かく選択できるもの、PCIスロットが多いものをチョイス。ASUSが無難ではあるがやはりシロウトみたいでやだ(笑)

最近頭角を表しているSOYO SY6BAに決定。


開梱チェック

付属品はFD2枚。ドライバとマニュアル(PDF)。印刷したマニュアルが無い。手ぇ抜くなよな〜

ジャンパはほとんど無し。440BXはヒートシンクが載っている。I/Oは普通のタイプ。電圧は自動、クロックはBIOSで設定。103,112MHzがオマケ。


組み立て

CPUは1号機の266MHzを拝借。
電源がプリンタポートの後ろ付近。うー。ギリギリ。
メモリは一緒に買ったSDRAM 64MB。旧型のPC100非対応。日電64Mチップ。4スロットの一番後ろから 刺せと書いてあるが、無関係のようだ。

とりあえず最低限の部品を載っけて動作確認。DOSは動くがWin98起動時にリセット。 う〜む。原因が分からない。とりあえずWin98を上書き再インストール。

Winが動き始めたので103MHz×3にセット。スーパーπクリア。6分ちょい。
ついに100MHzを超えたぜ(T-T)感激


限界調査

ネックとなるのはPC66のSDRAM、266MHzのPen2。
バス112MHz*2.5(280MHz)で実験。動いているようではあるが、スーパーπが途中で落ちる。ちょっと危険かも。
100MHz*3.5(350MHz)はうんともすんとも。CPUが全く付いてこない。
手持ちのパーツでは103MHz*3(309MHz)が限界のようである。

ここでポイントなのはPC100非対応SDRAMでも100MHz駆動が可能な点。保険と思って倍〜3倍の金を出すか どうかはあなた次第。


相性調査 メモリ編

他にも32MBのSDRAMがあったので差してみた。起動時BEEP音で全く駄目。従来の全てのDIMMが使えるとは 思わないほうが無難。特に32MBまでは16MbitSDRAMなので64Mbit品よりは劣りそうだ。


相性調査 ビデオカード編

動作確認にはMillenium PCIを使用した。検証には Intel740、Matrox G100。



Intel740・・・ドライバは入るが画面が広く出来ずにリセット。何故だ???NG。ビデオチップは鬼の様に熱くなっていた。(触ると 「オワチャチャチャチャ」くらい。
Matrox G100・・・バリバリの最新カード。一見動いているようではあるが長時間負荷をかけると画面が崩れてハング。 別のマシンでも同現象なので初期不良かも???

(追記)この頃はB21マスク技を知らなかった為、AGPが同期で動いていたため。どっちも根性無しカード。


実際の使用感

103MHzでは実感出来ない。112MHzにすると「ちょっと速いかな?」程度。 ただし、ベンチではそれなりの値を叩き出す。

やはりCPUを交換し、 112MHz*4.5(504MHz)くらいまで持って行かないと満足感は得られないであろう。


後書き

現在Pen2 400MHzは11万程度。投資対効果があるかどうかは微妙なところ。当面セレロンでお茶を濁して、 値ごろ感が出てきた時点で買うか?それとも?


戻る